株式会社ユニキャスト(代表取締役 三ツ堀裕太、本社所在地:茨城県日立市)は、浅野さとし国会事務所(衆議院第一議員会館)の協力のもと、2021年3月17日から3月31日までの期間、自動運転型滅菌ロボットの実証実験を行いました。業務負担を減らし、効率的に滅菌作業を行うことが可能なことが分かり、様々な業種の事業所への提案を進めていきます。
実施の背景
新型コロナウイルスの影響により、店舗やオフィスでは滅菌作業が業務の一部として広がっています。しかし、滅菌作業を行う人の負担増加が懸念されていました。それに伴い、当社では自動運転型滅菌ロボットの取り扱いを決定いたしました。ハードウェアは他社のものであり、当社では新たな利用方法の模索と営業活動を行っています。
今回、効率的な滅菌作業につながるかどうかの検証を行うため、浅野さとし国会事務所(衆議院第一議員会館)にて実証実験を行いました。
自動運転型滅菌ロボットの概要
自動運転型滅菌ロボットは、搭載しているLiDARセンサーにより、SLAM式(自己位置推定、環境マップ作成)の自律走行を可能にしています。自律走行をしながら決められたポイント、ルートの滅菌を行うことができます。
ロボットによる滅菌は、UVC紫外線ランプによる殺菌と、消毒液(過酸化水素、次亜塩素酸など)を噴霧する滅菌の二つを組み合わせており、高い効果を発揮するのが特徴です。
また滅菌の機能としては、消毒液だけの噴霧を行うモード、紫外線ランプだけの滅菌を行うモード、両方を用いて滅菌を行うモードの3つを用意。ロボットを使用する周囲の環境に合わせた滅菌の実施を可能にしました。
ロボティクスの力によって滅菌にかかる業務負担を軽減するとともに、自動運転により常に均一な効果を得られるようにすることができます。また、当社としてはお客様のニーズや実証実験で得られた成果をもとに、ロボットを管理するためのアプリケーションなど、新たな機能の開発も進めていく予定です。
実証実験の内容
実施期間:2021年3月17日~2021年3月31日
実施場所:浅野さとし国会事務所(衆議院第一議員会館)
事務所内で毎日決まった時間に以下の自動滅菌タスクを実行させました。結果、人の負担を減らし、効率的に滅菌作業を行うことが可能であると確認いたしました。
①夜間はデュアルモードにてUVライトと噴霧両方実施する
②昼間は噴霧モードのみで消毒液を使用し、動作させる
③給湯室内やテーブル付近、ドアノブ付近ではUVライトを照射させる
④充電パイル上で待機中に訪問者が来た際は、手動操作で噴霧や走行をさせる
今後は事業所や病院へ自動運転型滅菌ロボットの提案を進め、滅菌作業の負担を軽減するサポートを行っていきます。導入に関心のある企業様は、Webサイトにある問い合わせフォーム( https://unicast-robotics.com/contact/ )からご連絡ください。
ユニキャストのロボティクス事業
「人とロボットが共創する未来をつくる」を事業ミッションとし、コミュニケーションロボットの業務活用を通して、人々がより生産性を発揮できる社会の実現を目指しています。
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本件に関するお問い合わせ
株式会社ユニキャスト(Unicast Inc.)
茨城県日立市大みか町3丁目1-12
お問い合わせフォーム:https://unicast-robotics.com/contact/